5. 遺言書が見つからない -相続人の立場から 遺言を見つけた場合遺言の弁護士

5 遺言書が見つからない相続人の立場から 遺言を見つけた場合

被相続人が遺言を残しているのは確かなのですが、どこに保管しているかわからない場合があります。この遺言が自筆証書遺言の場合は、出てこない限り内容を把握することができませんが、公正証書遺言の場合は遺言書の謄本を交付してもらうことができます。

遺言者の生存中は、公証人の守秘義務との関係で、推定相続人は公正証書遺言の原本の閲覧、謄本交付請求は認められていませんが、被相続人の死後は、原本の閲覧・謄本の交付を請求できます。

以前は、作成したことは分かっていても、どこの公証役場で作成したか不明の場合には、公正証書遺言の存在を確認することはほとんど不可能でしたが、昭和64年1月から実施された遺言検索制度により、現在は確認ができるようになっています。この制度は、公証人が遺言公正証書を作成したときや秘密証書遺言の方式に関する取扱いをしたときは、日本公証人連合会本部のコンピューターに登録するというもので、遺言者の死亡後に一定の要件のもとに遺言書の存否と遺言書の内容を教示するというものです。

被相続人の死後、公正証書遺言の存否や内容が不明な場合は、相続人等の利害関係人が必要書類を揃えて、最寄りの公証役場で遺言公正証書の存否を確認します。遺言公正証書が作成されている場合には、作成年月日や作成した公証人が判明し、遺言公正証書の原本は、作成した公証役場で保管されているので、次に当該公証役場にて謄本を入手することになります。

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